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虫を彫る仏師 第4話 仏の教えを表現する職人

虫を慈しむ造型家

仏師とは ー仏像や仏画を専門に制作する職人のこと

 ここで仏師の説明を簡単に。歴史上なら、東大寺南大門金剛力士(仁王)像を製作した運慶と快慶などが有名。寺院などに納める仏像を作っている人と云えばわかりやすいだろうか。昔は仏に仕えるもの、つまり僧侶が仏師になることが多かった。江戸時代の円空などは僧侶が仏師となった代表的な例。現代では仏像を彫る僧侶など皆無であるが、仏師にも仏教への造詣は必要。やはり、仏の教えを知らずして、仏像に魂を込めることはできない。当然と云えば、当然だが、簡単に仏の教えを理解することは難しい。僧侶などの宗教家になるのならば、教えを理解するのは必須となってくるが、彫刻家が、一種の悟りに達するのには、それなりの精神修行が必要である。虫然氏を仏師の世界に導いた先輩仏師は、修行として冬籠りを行い、生死を垣間見たとのこと。やはり、何事も極めるには厳しい体験が必要である。
 最近は仏像をネットで販売しているが、これは日本の仏像を、海外の職人が模倣してるだけなので、日本の仏師が制作しているものではない。見る人が見れば、簡単に見分けられるらしい。何を表現するかが重要であり、ただ型を真似るだけでは到底、その境地には達していないことが、作品にも表れているとのこと。

虫然氏も仏師なので、最初は仏像を製作していた

杜虫然氏のホームページ

仏師 杜虫然氏のホームページ

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