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原型師が創る昆虫フィギュアの世界(5)

虫を慈しむ造型家

広口瓶を使った虫シリーズ

 広口瓶のシリーズを開発したのは、アウトドアのショップでネイチャー系の商品を売り出すという発想から生まれたもの。通常、この手のジオラマは下から上に作り上げるものだが、それを逆にしたというのは、この広口瓶を使った意外な効果とか。結果として、写真のような昆虫の生態を見事に再現した商品が完成した。

アキアカネ  本体は同じ原型から作成。ポーズが異なるのは枝の形状に合わせたため。枝は庭で拾った本物の木を使用。そのため、同じものは世界に二つはない。羽はOHPフィルムを利用。脚は真鍮製の細いロッドを一つ一つ手作業で曲げたもの。何といっても、エアブラシで仕上げた発色とグラデーションが秀逸だ。

キアゲハ  羽はOHPフィルムに黒い柄をコピーした物に色付けしている。グラデーションなくクッキリと色分けしている文様は蝶の特徴。胴体をマスクで塗り分けたのちに足と触角を付けている。

ジョロウグモ  一体は蓋を這っているが、もう一体は糸にぶら下がるという変わり種。空間を生かした見事なデザイン。特徴的な腹の模様も発色良く、目立っている。

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