映画少年のための情報源は映画雑誌
映画感としたのは、映画評と言えるほどのコメントではないということとです。映画自体とは関係ない、その映画にまつわる想い出や記憶なども併記しているため、感想の“感”です。
映画に興味を持ち、資料まで集めたのは中学、高校の時。あの時は映画がすべてと言えるほど、夢中だった。毎月、最低2回は映画館で鑑賞。当時のお小遣いでは、それが限界だったのだが、映画雑誌も毎月購入した。集英社の『ロードショー』と近代映画社の『スクリーン』。たまに『キネマ旬報』も購入したけど、中高生には価値のあるものとは思えなかったので、年1冊買うか、買わないかという媒体。写真が少なくてサイズも小さいから割高感もあった。すでにキネマ旬報ベスト・テンのためのメディアという立ち位置となていた。
その中で『ロードショー』は集英社発行だけに、中高生には魅力的だった。カラー写真も多く、『スクリーン』ほど深み(つまり文字)が無かったのも良かった。毎年、年間の人気投票があったが、リバイバルの『小さな恋のメロディ』がベスト10にあったり、主演女優のトレイシー・ハイドが1位だったり。男優はようやくロバート・レッドフォードが1位になるまでは、すでに亡くなっていたブルース・リーが10年近くも首位を死守し、レッドフォードが奪還した翌年からは、ジャッキー・チェンが首位になり、しばらくは続いた。もう、ミーハーのための映画雑誌という感じで、当時の自分には心地よかった。大作の日本公開が決まると別冊ロードショーが販売されて、必ず買っていた。『タワーリング・インフェルノ』『ジョーズ』など。当時集めていたパンフレットとともに行方不明です。
田舎の中高生には知りうることもなかったけど、東京に出てきてから知ったのが、 『シティ・ロード』という『ぴあ』に近い情報誌。やや映画よりのマニアックな雑誌。ベスト男優1位にデニス・ホッパーはギリ許されるが、奥崎謙三がベスト10入りしていたのには驚いた。奥崎謙三って、俳優か?さすが東京の情報誌は深すぎる、なんて思った。キネマ旬報以外は廃刊と思っていたけど、スクリーンは『SCREEN』としていまだに発行しているよう。近代映画社が破産したニュースは知っていたので、ちょっと驚きだが、今では本屋に行くことがない(そもそも本屋がない)から、目にすることはないだろう。
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もう映画館で鑑賞するのはお金と時間の無駄で、余裕のある人しか楽しめない時代となり、単館ロードショーやシネコンが中心となり、二本立てのロードショーや名画座の存在がなくなってしまったのは寂しい限り。それでも配信やレンタルにより救われているのは確かで、多くの作品を鑑賞できるようになったのはありがたい。映画館から遠のいたのは時間的余裕がなくなったことが大きいだろう。













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